2009年11月23日月曜日

初冬のニポ森へ・・

落ち葉の上には軽くが降り積もり・・・

久しぶりにニポ森に入ってます。
写真に写りこんじゃいましたが、影が長い。太陽が低くなってるのを感じます。北国は冬です。

一旦、森を抜けて平野部分、いわゆる『ニポ森のテラス』を目指しています。
遠くに見慣れた白い影、外ごと隊専用作業車『網走監獄号』を発見。

今日の 第一の目的は、草刈作業の様子を見ることでした。
12月下旬開催のWS準備のために、Sさん、Kさんが『』と戦ってます。
この時期、普通の「」はこの辺では枯れてます・・
作業については、素人が手を出せるレベルのものではないので専門家の二人に任せて(-_-;)は、更に森の奥へ向かいました。
「道」(かつての・・)に積もった落ち葉が足裏にやさしく気持ちいいです。贅沢ですよね、だれも踏んでないですから。

目指しているのは、博物館の水源地。
ニポ森の北端部分です。

と言うことで水源地、「ニポポの泉」と名づけたいところですが・・
かつては、ここに住居があったらしくその井戸跡のようです。
博物館のせせらぎ、池の水はこの付近に井戸を設けてポンプアップして送水しています。
天都山周辺に降った雨水や、雪解けの融水が偶然このあたりで地表近くに溜まっているらしい。
飲用OKな水質です。大事に使いたいですね。

そして井戸脇を見上げると・・・ニポ森の中でもっとも急な斜面。一気に80m近く(!)の高度差を登らなくてはならず、道作りをあきらめた場所。
今日の(-_-;)の密かな第二の目的は、ここを登ることです。

思い起こせば、まだここをニポポの森と名づける前。
現在、この森づくりの指導をしていただいている東農大の麻生先生、木村先生が初めて森を見に来られたとき、現地の状況確認に、同行したのですが、この斜面をほぼ一気に登られた両先生と外ごと隊の『山ノ神』Kさん。
(-_-;)は、ついて行くことはおろか、見事にへばりきり、頂に着いた後、しばらく話しをすることもできませんでした。 ・・・・モノスゴクカッコワル (-_-;)
あれから二年が過ぎ、この森で開催したワークショップも7回。途中で大きく体調を崩したものの、一応日々鍛えているつもりでもあり・・・

やはり、この斜面は手ごわかった ・・・・(-_-;)最初は、絶対に手は付かずに登りきって・・とか思ったんですけど・・無謀。
かなり無様に、這うようにして斜面を登りました。
でも登りきってみると確かにあのときよりは体が楽。この森に慣れてきてることは実感できました。
這って登ったせいか、フクジュソウの芽吹きを発見、少し余裕・・・?

最も高いところから、網走湖、網走川、大曲湖畔園地が良く見えます。
あのときは、景色を見る余裕なんてなかったこと、思い出しました・・・・
しばらく峰付近を散策してから博物館に戻りました。
というか、正直に言えば下りのルートを見つけられずに相当歩いてしまったわけで・・・

引き返すルートを見つけられずに、戻れないところまで迷い込んでしまう・・・
何か人生に重なり合うような・・・

は深いな・・・いろんな意味で。

次回WS、12/19,20開催予定です。
詳細は近日中に発表します。ぜひご参加を!

2009年11月1日日曜日

第7回ワークショップ2日目

そして10/25、WS二日目も快晴!
絶好のトレッキング日和のなか、「天都山のみち探し」が行われました。
(すいません、私事で遅刻(-_-;)、往路登りの半分ぐらいのところで合流・・・)
ここは、ニポ森を見下ろす景観ポイント。休憩中。
一般募集の網走市民の皆さんも10名参加。
博物館開館前後まで使われていた旧道で天都山を登ります。
未舗装部分もあったのですが・・・(前述の理由で写真なし。ごめんなさい)

およそ1時間ちょっとで天都山山頂の展望台へ到着。
残念ながら知床は少し雲に隠れて見えなかったものの、さすがは天下の名勝天都山と謳われた景観が楽しめましたよ。

ガラス越しでしっかり自分が映りこんでますが『ニポ森』、端から端までしっかりの図。
そうか、こんなにしっかり見下ろされてたのか・・・

周辺でお弁当休憩の後(一部の人は展望台のレストランで・・)出発!

下りルートこそ本番!
道なき道を行く「みち探し」です。
スタート地点となったこの辺は、市内の「山田記念青少年育成財団」が整備している「天都山・こどもの森」の中なので、まだルートらしきものが・・・
次第に険しさを増すルート。この辺はエゾシカの踏み分け道、いわゆる「けものみち」をベースに外ごと隊が少しだけ歩きやすいように笹を刈り倒す程度に整備をしておいたところ。(本当に人跡未踏の場所に入ったわけではありません・・それじゃあ危険すぎます)
沢を迂回するのに登ったり下ったり・・・
広い場所がないルートなので、休憩無しに一気に博物館まで降りることに・・・
30分少々の行程でした。
散策ルートとしては少し検討が必要かなと思いました。景観がいいところもありませんし・・・
とりあえず、道は見つけたぞ!ってところでしょうか。
ということで、ゴール後、東農大の麻生先生から「ニポポの森の魅力あふれる景観」と題したお話を伺いました。
最後に、二日目参加者、記念撮影。
今回はニポ森に入らなかったので、背景にニポ森でパシャッ!
次回、「第8回ニポポの森づくりワークショップ」は、12月19日(土)、20日(日)開催予定です。
詳細は、後日発表します。

ぜひご参加ください。

第7回ワークショップ1日目・・その2

ワークショップ1日目の続きです。
フィールドでの最終作業を追えた一行は研修室に戻り、今日の成果を披露。
集めてきた獲物をイラストボードに貼り付けてもらいました。
かなり凝った作品になったみたいで・・・
色、種類別に分類を進めるグループあり、アート方向に走るグループあり。
作品の評価は皆さんにお任せすることにして・・・発表です。

『図鑑型』・・・このキノコは確か食べれるはず・・・その後、どうなったかは不明。

アートですな・・・
こういう楽しみ方もありですね。

ということで、1日目の参加者の記念写真でございます。
(第2日目に続く)

第7回ワークショップ1日目・・その1

10/24、10/25開催の第7回ワークショップの報告です。
24日は「ニポ森色づいた葉を集めてみよう」ということで、ニポ森内を散策。
晩秋のニポ森を楽しみました。
拾い集めたのは、木の葉以外にもどんぐりなどの木の実にキノコなど、様々。
集めた資料がどうなったかは次回のブログ「その2」で報告。
ニポ森の峰付近に近づくと一同足を止めました。
ここは、山モミジが多い場所なので紅葉が鮮やか。
中に入らないと見ることができないちょっと秘密の景観ポイント。
写真の腕が悪いので伝わりにくいか ・・・・(-_-;)
でも、本当にきれいでしたよ。
それ、もう一枚。
その後、尾根伝いにニポ森の一番高いポイントを目指しました。
で、到着したところです。標高90mほど。

周りの樹木が大きいので、周囲を見渡せるほどではないものの、やはり景観はいい。
落葉が進んだ樹木の隙間から網走湖が見えました。輝いている感じでした。

このあと、ニポ森の中で最も湖に近いいわゆる「岬」状になった部分まで進攻。
キタキツネの巣やエゾモモンガの巣を確認してフィールドワークを終了しました。
(その2へ続く)