2009年10月17日土曜日

みち探しのみち探し・その①登り編・・・

10/17午前9時、博物館を出て天都山線を下っているところです。左側の歩道柵の下が『ニポ森』ですね。
いよいよ来週末に迫った第7回ワークショップ『天都山みち探しウォーキング』のリハーサル。
というか、本当に道がないとえらいことになるので『みち探しのみち探し』に来たところです。
外ごと隊の『山ノ神』Kさんは、畑の暗渠作りで忙しいため本日の行程は私一人。
Kさん、大丈夫?
「だいじょうぶですよ。旧道たって20年前まで使ってたんですから。小隊長でも道はどこにあるかはわかりますよ。」と言われました。

出発して15分、JR石北線の踏み切りそばまで来ました。
いよいよこの正面を右に曲がると今回の登りコース『旧天都山道路』になります。
『旧』とは付いてますが、現在の天都山線(踏み切り→監獄前→天都山山頂)が完成したのが昭和63年。
使用しなくなって、まだ二十年ちょっと。まだ道の姿は失ってないだろうと・・・
・・・・すいません。なめてました。
この車両通行進入禁止の標識の先が使わなくなった旧道。
標識いらないです。絶対に車両は入れない状況になってます。

というか、人だって侵入できないんじゃないのか・・・(-_-;)
そうか、あの時Kさんは、「道はどこにあるかわかりますよ」って言ったんだ。
確かに道がどこかはわかる。でも歩くのはしんどいぞ・・・・
腰近くまであるをこぎ前進。
ふと気がつけば周りはとど松林。
見事な大きさ。こんな人里近くにこんな景色があったのか。少し感動。息はぁはぁ。

でも大変なのは、ほんの150mぐらい。あとは草丈も低くなり歩きやすい。

しばらく進むと旧道終了。
かつて『眺湖台』と呼ばれた展望ポイントに到着。ここまでひ弱な私でも15分。なんとかなりそうですね。
そういえば子供のころ、このあたりでお花見したことあったなぁ。

そして道は再び舗装路に戻ります。
景観がいいところなので最近新しい宿泊施設(『オーベルジュ北の暖々』さん)もできたところです。

そして天都山線に。少し登ると・・・
景観ポイント。湖を背景にした小高い山。
我が『ニポポの森』。秋らしい色合いになっていました。

そして道の脇に歩行者専用道が現れます。
実は、ここも旧天都山線の一部。

落ち葉が積もっていい感じです。
でも、ここまで歩いてみると未舗装路のほうがはるかに足に優しいのが実感できます。
どうして、ここは舗装になったんでしょうか。
とか思っていると脇に未舗装のトレイルがありました。
方向的には・・・・↑、登り方向。
ここを通って山頂に近づけるかなと思って入ってみましたが・・・
・・・・・残念。トレイルは、途中で下向きに折り返すルート取りになっていました。
10分以上時間ロス・・・
歩行者専用道、最後はかなり急な登りになりました。
手摺に摑まらないときつい・・・
そして再び天都山線に合流。
あぁ、ここから下は歩道がないんだ。その代わりに舗装したってことなんですかね。
でも、とてもこの道を冬に歩けるとは思えないし・・・・

とりあえず、天都山山頂「展望台&オホーツク流氷館」に到着。
ロスを引き算すれば45分ぐらいで到着ってとこでしょうか。
市街側を臨むベンチで休憩。(中には入りませんでした。汗まみれで恥ずかしいし・・)
お茶を飲みながら休んでいたら観光客の方に声をかけられました。
「あんた、さっき歩いて登ってた人やろ。バスの窓から見えとったよ。北海道歩いて旅行してはるの?」
いえ、下の博物館から歩いてきた地元民です。と応えました。
少し雲がかかって残念ながら知床はきれいに見えませんでした。
25日のお天気はどうなるでしょうか・・・

とかシミジミ考えている場合ではありません。山を降りなきゃ!(その②下り編に続く・・)