2009年8月4日火曜日

第5回ワークショップ 2日目

2日目、7/5の様子です。
この日は、『地形を読む』と題した木村先生の座学でスタート。
ニポ森の中にある農耕地跡の自然復原を考えて、ここに水の流れを作ることを想定。
地形図から高低を読み取り、どこになら『流れ』を作ることができるのか勉強しました。

そのあとは、早速現地で『せせらぎ・ビオトープ』のプラン作りに挑戦。

実際に現地を自分で歩き、図面から読み取った地形を確かめながらプラン作りをしてみました。

測量をしながらプランを図面に落としていきます。

参加者からはいろいろな意見が出てきましたよ。
プランを発表できるように一枚の紙にまとめ上げ・・

『ニポポの庭』(仮称)に集合して発表。

このプランはネーミングと動植物イメージ先行型プラン。
読みにくいかもしれませんが『ヤマサンショウウオの池』『白カンバ池』『トンボ池』などの名前が付いています。
多くの水溜りをつなぐことで、それぞれ多様な生き物の生息空間を再生するプランです。






もう一つの案は、景観イメージ先行型プランになりました。


シラカバの樹の群落を島に見立てて大きな水面に島が点在する空間を創出します。このあと、実際に草を刈ってみると、地形的な課題も見つかりましたが、シラカバの写る水面の創出と言う点は活かせる案のようです。


検討したプランを基に、ビオトープの水溜りの形や大きさをイメージしながら、その場所の草刈りを行いました。その中心線上に杭を打って位置を確定しました。草を刈ると水溜りのイメージが浮かんできます。
草刈や、くい打ちで現地に形を描き、その場で空間イメージを確認できるプランニング、ほかではちょっと体験できない『ニポポの森づくり』ならではの贅沢なプログラムになりました。

現地でビオトープの形状を全員で確認しているところです。

草刈をした部分を上から見下ろすと、いろいろな課題も発見できました。

『ニポポの庭』(仮称)でプランの最終確認をしました。
実際に水を流すためには、これからクリアしていかなくてはいけない課題が山積みですが、是非実現してみたいですね。

最後に、二日目参加者でパチリ!
次回、『ニポポの森づくり第6回ワークショップ』は、9月26日(土曜日)、9月27日(日曜日)開催予定。
内容は『初秋のフィールドマップづくり・ニポポの森のアニマルウォッチング・バリアフリーを体験してみよう』で調整中です。
参加お待ちしています。
また、WSの開催準備や、ニポポの森の維持活動(散策路整備など)をお手伝いしてくれるボランティアスタッフを募集中です。
興味のある方は、博物館網走監獄 施設管理部門(℡0152-45-2411)か、Eメール kanri@kangoku.jp
まで連絡をいただければと思います。 

2009年8月3日月曜日

第5回ワークショップ 1日目

7/4、7/5に行われた『第5回ニポポの森づくりワークショップ』の内容をお伝えします。
担当者( (-_-;) )の体調不良により一ヶ月近くブログの更新が遅れてしまい申し訳ありません。
今後、充分に体調管理に努めて『ニポ森』のお仕事をして行きます。応援してください。(事務局ボランティア募集中です・・ヨロシク (-_-;) さて、1日目ですが、ニポ森の事業地が網走国定公園内に位置していることから、国定公園の管理を担当されている北海道網走支庁・地域振興部 環境生活課の 主査(自然環境)遠山重博さんから『網走国定公園の利用と管理』ということについてお話を伺いました。普段のお仕事の内容や、自然公園の利用、管理の必要性などについてわかりやすくお話をしていただきました。

最後に、『ニポポの森』に対する期待も・・・ がんばります!  普段相当お忙しい方なのですが、参加者の為にしっかりとテキストを作って来ていただきました。本当にありがとうございました。
その後、ニポ森に入り、この日は、「森の中の大径木を探してみよう」をテーマに3班に分かれて調査を行いました。
写真は、東農大オホーツクキャンパス鈴木教授の指導を受けたグループの様子です。
大きそうな樹を探し、樹種を調べ胸の高さで樹木の直径を計り場所を含めて記録。
これを繰り返していくことで、同時に森の姿、その生い立ちも見えてきます。

樹木の位置、大きさ、調査ルートをフィールドマップに記入。

調査終了後は、『ニポポの庭』(仮称ですけど・・)に集合して成果を報告。


最後に記念写真を撮りました。
遅くなっちゃいましたけど、参加者の皆さんに近々送ります。

2日目の様子に続きます。